mimininimu’s blog

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アラサー喪女がメンタルの話をしているなんの役にも立たない日記

「アバウト・レイ 16歳の決断」

aboutray16-eiga.com

この間見てきました。

私のより素晴らしい感想↓

https://twitter.com/bellissm/status/964679107756752896

トランスジェンダーもの最近多いけど、よくわかってないので、理解できるだろうか?とちょっと心配になりながらも行ってきました。

LGBTが大きな声で唱えられているのって最近のことですよね?私が大学の講義でジェンダー論受講してた時に、LGBTのことをしっかり言える人そんなに多くなかった気がする。

私は喪女ですが、そんな私の数好きないドッキリ体験として、久しぶりに会った後輩がレズよりのバイ?に目覚めていて、その時に私がタバコの吸い方を教えて、2人で目を合わせて笑って、「次に会うときは、泊まって行ってよ」と言われて夜行バスに乗ったことがあります。次がなくて現在音信不通になってしまった時点でお察しなんですが。まあ私の話はつまらないのでいいや。

映画の予告ムービーにもあるんですけど、主人公レイが、ホルモン注射を受けると生理が止まりますって言われて「やった」って小声で呟くシーン。

リリーのすべて」でリリーが性転換手術に対して、連れが反対を隠せない中、「最後の希望だわ」って行ったシーンを思い出しました。

このレイの保護者のかーちゃんがまた複雑なんだけど、リリーもレイもどちらの映画も、自分の本当が現れないことで苦しんでいて、そりゃあ本人も苦しいだろうけど、支えていく周りだって相当な苦労があるよなと思うわけです。レイにしても16歳で自分の考えがあるから自分の本当を伝えられるけど、それは新生児だった頃からそうだったわけではないだろうし(喋れないから物理的に無理)、その間周りの人は、本人の抱える「本当」に気づかないで、社会に溢れる基準(この場合はレイが女の子だっていうこと)に当てはめて日々を過ごすわけだから、「実は男なんだ」って言われても、本人の悩みとは違うベクトルで苦悩するよね。

この映画ではその辺りの過去の出来事はそんなに触れないんですけど、母親が「私は1人で『娘』を失った」、「そんなこと言ってあの子が自殺したらどうするの」、「(トランスジェンダーについて書かれた資料が)インターネットも文献も腐るほどある」的なことを言うんですけど(正確に覚えているわけじゃないです)、ヒエエエ壮絶。子供を支えようとする、家族でいようとする姿勢への演技がすごい。まあ、この人に後々最大の裏切りをされるんですけど。

レイ役の演技もすごく可愛かった。

ホルモン注射の一件で狂ったように叫ぶところとか、鳥肌だったし、希望を持って今日からは晒し巻かないってムービー編集してるところとか、めっちゃ可愛い。

女であるけど男であるって言う、事実は結構センセーショナルだと思うんだけど、見ていて痛々しいと言う嫌な感じではなくて、なんだろう、等身大のティーンと言うか思春期の葛藤とかもありつつ、成長していく感じが出ててよかった。

着飾ったら相当可愛いんだろうな。